五輪峠

 

 

 

五輪峠と名づけしは   地輪水輪また火風
(巌のむらと雪の松)  峠五つの故ならず。

ひかりうづまく黒の雲、 ほそぼそめぐる風のみち、
苔蒸す塔のかなたにて、 大野青々みぞれしぬ。

 

文語詩「五輪峠」より

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