一本木野

 

 

 

こんなあかるい穹窿(きゅうりゅう)と草を
はんにちゆつくりあるくことは
いつたいなんというおんけいだらう
わたくしはそれをはりつけとでもとりかへる
こひびととひとめみることでさへさうでないか
    (おい やまのたばこの木
      あんまりへんなをどりをやると
      未来派だつていはれるぜ)

詩「一本木野」より

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