H15.12.3 UP DATE


会報誌の 第 


(平成15年12月発行) B5版 96ページ

平成15年3月〜平成15年8月までの会の記録を中心に。


contents(内容)

 

「小岩井農場パート九」における幻想と決意をめぐって
熊谷えり子

 

―――賢治作品を読む(読書会の記録)―――
心象スケッチ集『春と修羅』から

『グランド電柱』を読む(報告)

『大正十一年六月二七日の四篇のスケッチ』を読む(テープ起こし)

『電車』から―心象スケッチを読む(テープ起こし)

『東岩手火山』を読む(報告)

 

――――――個人発表コーナー――――――

「宮沢賢治――
その霊的検証」(2)(3) 今井美和

「賢治の意志を継ぐ者――松田甚次郎の仕事」 北山裕子

「心象世界への切符」(2) 草薙タケル

 

「ポラーノの広場」「インフォメーション」他

頒布 1000円

 


 

書評/又、読者からお寄せいただいた感想は こちら

会報誌 第5号

編集後記:
 今号ははっきり言って面白いです。巻頭論文の『「小岩井農場パート九」における幻想と決意をめぐって』は、熊谷さんでないと決して書けないもので、賢治研究史に、一石を投じる記念すべきものです。賢治の心象スケッチとは何かを明かにし、これほど明確に賢治の心を深く辿ったものは知りません。
 また、研究者以外の方にとっても、人生感が変わるほどの感動と、賢治の心そのままを知ることができるような、やさしい言葉で書かれています。
  学校の先生などで、賢治作品を扱う方も多いと思いますが、一度読んでみられると、生徒たちの心をとらえることうけあいです。
 個人発表では、今は大学院で賢治研究をやっている今井さんの学位論文『宮沢賢治―その霊的検証』の完結までが載っています。前号では、研究者の方の絶賛を浴びた研究論文です。北山さんの研究発表も知る人ぞ知る松田甚次郎と賢治との交流にスポットをあて「農民芸術とは何か」を浮き上がらせた面白いものです。
 その他、私達の「読書会」のテープ起こしも二つ。今回から初参加の方をまじえて、私達の会独自の「心で読む」読み方が浮かびあがる内容となっています。
 全体的に、私達の会ならではの特色を打ち出した『特別号』と言っても良いほどの会報誌ができました。
  どうぞ、お楽しみに!

(このページ数で1000円は赤字なので、まだ読んだことない方もどうぞ一度は買って読んでみてくださいね!)

 

会報誌「でくのぼう 宮沢賢治の会」のご案内

年2回発行されるでくのぼう宮沢賢治の会の会報誌。現在4号まで発行されています。
毎月開催される勉強会の内容や会員の研究発表など、盛りだくさんの内容です。
ご希望の方には実費でお分け致します。ご購読頂けると幸いです。

バックナンバー(1・2号は1000円、3号は1200円。多少在庫有り)
1号 賢治童話を読む(マリヴロンと少女・どんぐりと山猫・狼森と笊森、盗人森)
   個人発表 
(在庫切れです。)

2号 熊谷えり子「心で読む宮沢賢治」
   賢治童話を読む
    (童話集『注文の多い料理店』より、注文の多い料理店〜かしはばやしの夜)
   個人発表、書評

3号 熊谷えり子「ワンネスから読む童話集『注文の多い料理店』
           その(1)イーハトヴへの道 どんぐりと山猫」
   賢治童話を読む
    (童話集『注文の多い料理店』より、月夜のでんしんばしら〜鹿踊りのはじまり)
   『春と修羅』を読む                      
   個人発表  
(在庫切れです。)

4号  詳しい内容はこちら    (在庫切れです。)             

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