Ｈ18.4.28 UP DATE

(平成18年4月発行）　B5版　92ページ

平成17年4月〜平成17年9月までの会の記録を中心に。

contents（内容）

巻頭特集●熊谷 えり子（講演の記録／鎌倉）
人と自然がうたう愛のシンフォニー
スピリチュアルな賢治童話の世界
◆
はじめに
第1章　リラ自然音楽について
第2章　見えない世界を見、描いた賢治
第3章　自然が歌う癒しの歌
第4章　人が歌う愛の歌
当日の感想／田中 由紀子

報告●熊谷 えり子（講演の記録／盛岡）
「宮沢賢治と自然音楽療法」
◆
1. 自然界が送るいのちの糧
2. デクノボーが世界を変える
当日の報告／平野 利幸


―――「春と修羅 第二集」を読む ―――
（読書会の記録・担当者の発表／テープ起こし）

「春と修羅 第二集」を読むための資料／序文／二　空明と傷痍／
一四　〔湧水（みづ）を呑まうとして〕／一六　五輪峠
一七　丘陵地を過ぎる／一八　人首町／一九　晴天恣意

――――――ポラーノの広場――――――
今回はメンバー投稿コーナー（ブログ）「ポラーノの広場」に投稿された文より転載しました。

頒布　1000円

　会報誌9号が出来上がりました。今号は当会代表熊谷えり子氏、2つの講演の「記録と報告」と月例会での「読書会の記録」の2本だてとなっています。
　最初の特集は「鎌倉・賢治の会」からの依頼により、昨年（平成17年11月12日）鎌倉市御成小学校多目的ルームで行われた講演の記録です。

　 もう一つは、今年1月29日に開かれた岩手県盛岡市での講演「宮沢賢治と自然音楽療法」（タイトル名）。「独立行政法人国立病院機構 全国保育士協議会」の依頼により盛岡地域交流センター（マリオス20）で行われました。盛岡市に在住の当会会員、平野さんが当日のリポートを写真入りで書いています。

　そして「読書会の記録」。昨年の春から第一集に引き続き「春と修羅　第二集」を輪読していくことになりました。第二集からはゼミ形式で読んでいます。スケッチ（詩）を一編ごとに各担当者がいくつかの資料を参照し発表した後、熊谷さんを中心に皆の意見を出し合い 作品を読み深めています。出だしには、「序文」を担当した今井さんが第二集を読むための資料として、宮沢賢治が活動していた当時の状況や「春と修羅　第二集」の制作年代と編纂の背景等を丹念に調べて書いています。
　7編の詩をそれぞれの担当の人たちが、（悩みながらも）工夫し発表した内容を各々が会報誌用にまとめ、成内さんが6回分の輪読会のテープ起こしをして編集しました。
　この後も難解？な、「春と修羅　第二集」を読み進めていくのですが、読者の方々にとっても共に味わっていただけれる内容になっていければ幸いに思います。

　最後に今号の表紙は小池さんが描いてくれました。たんぽぽの綿毛につかまってお空を飛んでいく人。春の風の香りがするようなかろやかな雰囲気となりました。表紙のせまい誌面を飛び越えていきそうです。
　　　　　　　　　 　　　（記／山本）

　会報誌「でくのぼう 宮沢賢治の会」のご案内 年２回発行されるでくのぼう宮沢賢治の会の会報誌。現在9号まで発行されています。
毎月開催される勉強会の内容や会員の研究発表など、盛りだくさんの内容です。
ご希望の方には実費でお分け致します。ご購読頂けると幸いです。バックナンバー（１・２号は１０００円、３号は１２００円。多少在庫有り）
１号　賢治童話を読む（マリヴロンと少女・どんぐりと山猫・狼森と笊森、盗人森）個人発表
２号　熊谷えり子「心で読む宮沢賢治」
　　　賢治童話を読む
　　　　（童話集『注文の多い料理店』より、注文の多い料理店〜かしはばやしの夜）、個人発表、書評
３号　熊谷えり子「ワンネスから読む童話集『注文の多い料理店』
　　　　　その（１）イーハトヴへの道　どんぐりと山猫」
　　　賢治童話を読む
　　　　（童話集『注文の多い料理店』より、月夜のでんしんばしら〜鹿踊りのはじまり）
　　　『春と修羅』を読む　個人発表

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6（特別）号　　詳しい内容はこちら
7号　　詳しい内容はこちら
8号　　詳しい内容はこちら

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